山内祐平プロフィール
東京大学大学院 情報学環 学際情報学府・准教授
略歴
| 1967年 | 愛媛県生まれ |
|---|---|
| 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退 | |
| 2000年 | 大阪大学助手、茨城大学講師、助教授を経て |
| 東京大学大学院情報学環准教授 |
研究紹介
研究テーマ 「学習環境のデザイン」
知が日常的に再編成される情報化社会において、人間が自らの姿を変えていくための営みとして「学習」の意義はますます重要になっています。教えられるのを待つのではなく、積極的に自らの学 びをデザインする存在として学習者をとらえ、そのプロセスを支援する原理・方法や人工物のあり方について、教育学・デザイン論・教育工学・認知科学などの知見を元に研究していきたいと考えて います。
主な研究領域
- 情報リテラシーやメディアリテラシーにかかわる学習環境のデザイン
情報技術が社会のあり方を根本からゆさぶりつつある現在、教育に求められるものも変化しつつあります。その一つが、リテラシー(読み書き)概念の拡張です。メディアリテラシー・情報リテラ シーなど新しい時代に必要とされる資質を学ぶための学習環境について、授業やワークショップのデザインを行いながら考えていきたいと思っています。
- インターネットなどの情報メディアを利用した学習環境のデザイン
教育の情報化が急速な勢いで進んでいますが、学習は教師・ともに学ぶ学習者の存在・メディアなどの微妙なバランスの中で発生する複雑な事象です。インターネットなどの情報メディアを学びの 場に導入する際に、このような要因をどうデザインすれば妥当性の高い学習環境になるのかを、実践的研究の中で明らかにしていきたいと思っています。また、ウェアラブルコンピュータなど、新し く出現した情報技術を学びのためのメディアとして形にしていく研究も行っています。
主な研究プロジェクト
- MELL Project
メディア表現、学びとリテラシーに関する研究プロジェクトです。情報学環共同研究プロジェクトとして、水越伸さんらと展開しています。詳しくはhttp://mell.jp/ をご覧ください。
- BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)
モバイル・ユビキタス学習環境をキーワードに、学習の文脈にフィットした学習環境の研究を行っています。BEATでは、三葉虫の化石が持ち方によって様々に語る「Monogatari」システムや、高校 生に適切な学び方をアドバイスする「学習ナビ」システムを開発しました。
- iii online
情報学環・学際情報学府を拠点として、e-learningを展開するための研究プロジェクトです。今後、モバイル端末を利用したユビキタスな学習環境の構築を目指して研究を進めていく予定です。
- Educe Technologies
情報技術を用いた学習環境デザインについて研究開発・普及啓発を行うために設立されたNPO(特定非営利活動法人)です。大学・企業・教育現場をつないだ実践的研究プロジェクトを展開してい ます。
- MEET(東京大学大学総合教育研究センターマイクロソフト先進教育環境寄附研究部門)
タブレットPCを利用した新しい高等教育環境について研究を進めています。MEETでは、NHKアーカイブスの映像をタブレットPC上で視聴し、関係図にまとめるソフトウェア MEET VideoExplorerを開 発しました。
主要業績
- 『デジタル社会のリテラシー』
(岩波書店、2003年) - 『「未来の学び」をデザインする―空間・活動・共同体』
(東京大学出版会、2005年) - 『デジタル教材の教育学』
(東京大学出版会、2010年) - 『学びの空間が大学を変える』
(ボイックス株式会社、2010年)
キーワード
学習環境 空間 活動 共同体 人工物

