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河田 承子(修士課程1年)

子育てをめぐる、メディアと親の関係についての研究


1. 研究の背景 〜子育てをする親を取り巻く環境〜

A.地域コミュニティの減少と核家族化
 高度経済成長を迎える1960年代頃まで、親・親戚・近隣などを中心に地域社会の住民から構成された地域コミュニティが存在していた。しかし、核家族化と産業構造の変化に伴なった人口の流動化により、地域コミュニティは弱体化する事となる。育児に関する情報を得たり、身近に相談できる人が存在しコミュニティが衰退した事で、親の育児に対する負担は増大している。

B.メディアから膨大な育児に関する情報を享受する親
 核家族世帯の割合が大幅に増加し、都市化の中で家族は、かつての村共同体のネットワークから切り離されたところで、子育てに直面しなければならなくなった。身近な人間からの育児情報の収集が容易でなくなった親たちは、育児に関する情報を提供してくれるメディアを必要とするようになった(小林 1996)。主なメディアとしては、テレビ・雑誌・インターネットなどが挙げられる。
 情報化社会において親達の周囲では多様な媒体から多くの情報が発信されている。従って、良くも悪くもメディアから様々な影響を受けている親が存在すると考えられる

メディアを利用した時のメリット
 ・子育ての具体的アドバイスが聞ける
 ・子育て中に起こる不安が軽減される

メディアを利用した時のディメリット
 ・情報量の多さに何を選択して良いのか分からずに、知り得た情報を子育てに活用することができず育児不安に陥る(國分ほか 2003)。  ・メディアが奨励する早期教育を施した結果、子どもの心や体にストレスを生じさせてしまう(土井ほか 1997)。

2. 研究の目的

 子育てに関する情報をめぐり、メディアと親の間でどのような相互作用が起こり、それによって親のどの部分が変容するのかを明らかにする。

3. 研究の対象

 乳幼児の親

4. 研究の方法

(1)親への調査(質問紙調査やフィールドワークなど)をもとに、子育ての現場で機能するメディアの内容を分析。
(2)メディアからの情報の問題点や課題を検討する。