2018.04.15

【Research Plan】Facilitation for Learning Community in Large-scale Online Learning Environment: a case study on Studying at Japanese Universities (M2 ZHOU Qiaochu)

Hi everyone! This is Qiaochu. Glad to write the first blog for this new semester. Right now, I am diving into the data analysis of my research and preparing for the thesis writing. As professor said, 70 % of the workloads may have been done but the last 30% is another challenge to go. This is quite right and therefore I need to optimize my time and schedule for the writing process.

You may have already noticed that finally I adjusted the research theme to "facilitation". Focusing on this, case study on one MOOC is adopted to explore facilitation in MOOC's online learning environment. And this time I will briefly introduce my research methods and progress of the research, with some preliminary analysis we got so far.

So, the MOOC of "Studying at Japanese Universities" by the University of Tokyo on Coursera will be researched as an information-oriented course. Being a representative case embodying the role of facilitation in MOOC learning context, "Studying at Japanese Universities" also features the particularity as an informative course, with over 10000 global online learners. With high rating (4.7/5) on Cousera, data accessibility, and active interaction, this course is worth researching for MOOCs' development in the long run.

Mixed methods of combining qualitative and quantitative research are adopted while the whole study is qualitatively emphasized. The research is of exploratory design when quantitative research follows qualitative part. The detailed process is attached below. Till now, interviews with facilitators of the MOOC and survey regarding facilitation in this MOOC for enrolled online learners have been finished. The next step is doing interpretation based on both the qualitative and quantitative research.

research method.png

The MOOC survey to enrolled online learners was conducted in March. With every respondent's kind help, we got 64 responses in around two weeks. Basically, we see online learners express positive feedback towards facilitation from TAs in the MOOC. While on the other hand, the problem of insufficient interaction and the gap between "silent" learner and super-active learner also remain as a distinct problem. In the meantime, the diversity of MOOC online learners and their differed needs also add difficulty to online facilitation.

Quantitative analysis can be a tricky task. While it may be "convenient" to extract conclusions from the data, variables need careful observation for comprehensive analysis. Right now, I am looking into open questions we gathered from learners for more hints.

Finally, hope everyone's having a good start in the great season and I shall also try my best for the thesis. See you next time!

【Qiaochu】

2018.03.01

【教えて!山内研究室】山内研に入るための勉強は?(M2 根本)

M2根本です。
学環の冬入試・学部の前期入試も終わり今年度の入試もほぼ終わりました。

同時に、次年度(2018年夏・冬)以降に進学・受験を考えられている方からの質問も少しずついただくようになりました。今回は入試にスポットを当てながら、山内研のメンバーが入学前後にどんな勉強をしているかをご紹介します。


Q. 学部生の時に学習や教育を専門で学んでいないのですが、大丈夫ですか?
Q. 山内研を受験するにあたり、勉強するべきことなどをまとめたものがあれば(そして公開可能であれば)教えてください。

A. 勉強するための素材は結構あります。それらを使って、学部時代専門だった方もそうでない方も一生懸命勉強されています。


平野さんも書かれていますが、「学際」を謳う学際情報学府には毎年様々な専攻・大学の方が進学してこられます。山内研もそれは同じで、毎年学習・教育を専門で学ばれていない方が進学されます。(私の同期の学部時代の専攻は自分含め心理学・法学・経済学・作曲です。ここまで教育以外の人たちばかりなのも珍しい...?)
しかし、修士論文・博士論文を書き上げた後には結構な量の専門書を読み、学習についてある程度の専門が見に付いた状態になります。つまり入学前・入学後に専門の勉強を(結構?)やることになります。自分の場合を振り返って、どんな感じで勉強してきたかをご紹介してみようと思います。


1-1.入学前
最初に専門の勉強をがっつりやったのは研究計画書作成(出願時に提出)、口頭試問準備(二次試験の発表準備)の時でした。自分が関心あるテーマを決めるために教育学部の授業を他学部聴講したり、関係しそうな教科書を読み込んだりしました。
(以前は一次試験(筆記)の時に用語問題などがありましたが、ここ数年は出題されていません。
 参考:学際情報学府過去問題集

また、山内研の院生が共通して関係する専門には学習環境、教育工学という分野があります。そうした分野の概要にも触れながら、自分のやりたい研究がどのテーマに近いかを調べながら周りにある専門知識の勉強をすると良いと思います。(全部読む必要はありません)

例えばこんな感じでやってみるのはいかがでしょうか...?

①学習環境、教育工学の分野でどんなことが話題になっているのかを知る
 →教育工学選書「教育工学とはどんな学問か」
 →教育工学選書「インフォーマル学習」

②近隣領域である教育心理学・学習科学という分野でどんなことが話題になっているのかを知る
 →教育工学選書「協調学習とCSCL」
 →教育工学選書「学びのデザイン:学習科学」
 →放送大学教材「教育心理学概論」
あたりが参考になります。またY-labの以前のブログや、10年ほど前のBeatプロジェクトのブログにもコンパクトにまとまっています。
 →Y-labブログ以前の記事(2007年頃の記事にも「受験生にお勧めの本」コーナーがあります)
 →Beatプロジェクトメールマガジン Beating

③自分のやりたい分野についてちょっと詳しくなる
 自分が大学院で研究したい分野と近そうな内容を①②で探してみて、関連しそうな参考文献を1~2冊手に取ってみてはいかがでしょうか?「私のやりたいことってこの人の言うこういう感じ?」というのが見つかったら(その「感じ」が適切かどうかは入ってから嫌というほど考えます)しめたものだと思います。各年度の毎年4月には、院生が研究計画を紹介する記事があります。興味のある方はぜひそちらもご覧になってみてください。


1-2.入学後
入学後は自分の研究テーマを決めるのと並行しながら学習・教育の専門的な内容を勉強していくことになります。主には①大学院の授業 ②毎週のゼミ・夏合宿 ③日々の自分の研究の3本立てです。

①大学院の授業
大学院生は学際情報学府の授業はもちろん、他学部や他研究科の授業を受講することができます(もちろん教育学部・教育学研究科も)。また、必要に応じて学部生向けに開講されている授業を受講することも可能です。
こうした授業を必要に応じて受講することで、勉強すべきことの目処が立ちます。
 →東京大学授業カタログ

②毎週のゼミ、夏合宿
山内研では毎週1回ゼミが行われますが、そのうち30~40分程度を使って文献購読の時間があります。毎年洋書のハンドブックなど(例えば、)が指定されてそのうちの一章を読み込み、与えられたテーマに沿ってディスカッションを行います。
指定される文献の基準は「山内研の院生であれば知っておいた方が良い、近年注目が集まっている分野」です。紹介されている参考文献なども合わせて読むと結構勉強になります。
また、夏合宿では全ての院生が学習研究に大きな功績を残した学者(最近はDewey、Vygotsky、Piagetなど)について代表的な著作を読んでレポートするという課題が課せられます。
 →山内研合宿レポート(2017年度)

③日々の自分の研究
特にM1のうちは、「自分の研究を教育・学習研究に位置付けるとどう言えるのか?」に答えるために多くの文献を読み込みます。こうした読み込みの過程で有名な研究や著名な研究者に当たることもしばしばです。


こんな感じで、結局は入る前も入った後も専門的な勉強は続きます...

受験を考えられている方は、ご自身の興味関心に沿って色々な勉強をされていると思います。その際に、今回ご紹介したような内容も考えながら勉強内容を考えてみると良いスタートダッシュが切れるかもしれません!

今回は私個人の場合をご紹介しましたが、人によって勉強の内容・仕方は様々です。研究室に遊びに来ていただければ取り組まれたいテーマを伺いながら色々と経験をお伝えすることもできます。大学院入試説明会(年2回:ブログ内「お知らせ」ページに飛びます)や研究室訪問(随時)など、ぜひお気軽にお越しください!

【根本 紘志】

2018.02.15

【教えて!山内研究室】研究室のモットーって?(D1平野)

D1の平野です。本シリーズも後半になってきまして、いただいた質問の中で残っているのが、なかなか難しい問いばかりになってきました...。

Q: この研究室の研究・教育のモットーは何ですか?

あくまで私の考えですが、少なくともみなさんに共通するのは「『学習』というメガネで事象をみること」と「学際的であること」かな、と思っています。

まず、一つめの「『学習』というメガネで事象をみること」についてです。現在の学生の中でも、ど真ん中で教育・学習をテーマにしている人もいますが、たとえば「趣味」「サマーキャンプ」「博物館」など、ある対象について、それを「学習」というメガネでみることも、そうでないメガネでみることもできるはずです。山内研では、「学習」としてみるからこそ、みえてくることがあるし、関われることがある、とする立場を取ります。学生の研究テーマからもわかるとおり、「学習」とは子どもにだけ、学校でだけ起こっているものではありません。私の場合は、とくに「協調学習・ワークショップ」の知見を使って、おもに大人の「アート鑑賞」という事象にアプローチしようとしています。(一口で「学習」と言いつつ、どの「学習」の理論に乗るかもいろいろあるのですが、今回は割愛します)

二つめの「学際的であること」については、山内研が大学院学際情報学府という組織に属していることもあり、学際的な=学問領域をまたがった研究が歓迎されます。「学習」ということがコアにはありつつも、一つのディシプリンに寄り過ぎず、ある意味では「使えるものは何でも使う」からこそ、新しい研究が生み出せるとも言えるかと思います。たとえば修了生の池尻さんは「歴史」×「学習」×「ゲーム」、ですし、M2花嶋さんは「数学」×「学習」×「アプリ」、私の場合は「アート」×「鑑賞」×「学習」ということになりますね。逆に言うと、どこへ行ってもマージナル、ということでもあります。

Q: 学部生の時に学習や教育を専門で学んでいないのですが、大丈夫ですか?

大丈夫です! 山内研で研究するからには、軸の一つは「学習」ということになるかと思いますが、それ以外の軸は、学生自身が決めていくことになります。上記の質問にも関連しますが、「学際的であること」が研究室のモットーにもありますので、教育や学習を学んでいない、つまり別の軸があることは、ある意味では学生の強みにもなります。

教育や学習について学ぶために、補完的なカリキュラムも用意されています。それが、M2原田さんが触れてくれたゼミでの英語文献の輪読であったり、D1杉山さんが触れてくれたゼミ合宿の仕組みであったりします。研究室の「教育の概要」に以下のような記述があるとおりです。

研究室の大学院生は幼児から社会人まで幅広い対象の学習環境に関する研究を展開しています。また、大学院入学までの経歴も様々で、心理学・教育学・情報工学など幅広い分野から人材が集まっています。
多様な背景を持った学生を支援するため、研究ファシリテータによる学習のサポートや、春合宿・夏合宿を中心とした補完カリキュラムを導入し、毎週のゼミを中心とした教育の仕組みを構築しています。

おそらく、今回の質問についても、学生によって答え方が違うのではと思いますので、機会があればぜひ他の学生にも聞いてみてください。

平野智紀

2018.02.11

【教えて!山内研究室】どんなサポートをうけられるの?(D2 池田)

D2の池田です。今回は研究へのサポートに関する疑問にお答えします。

 

Q:研究を行っていく上でのサポート体制はどのようなものがありますか?(人、物など)
A:フォーマルなものにはゼミやファシリテーター制度、インフォーマルなものには研究室メンバーからのサポート、研究関連バイトなどがあります。

 

フォーマル面でのサポート

 ゼミについては、原田くんがまとめてくれているので、今回はファシリテーター制度について紹介します。山内研にはファシリテーター制度があり、一人一人にメンターがつきます。研究テーマや研究方法の近い先輩がファシリテーターについて下さるケースが多いです。ファシリテーターは、基本的に月に1回程度研究相談に乗って下さいます。修士生は、主にゼミで出た課題の進め方について相談します。博士課程に進むと、ゼミでの課題はもちろん、執筆中の原稿について、アドバイスいただくことも多いです。
 私もそうでしたが、山内研には過去に研究経験のない入学者も多いです。そのため、特にM1の時は「レビューの仕方がわからない」「課題の意図が十分に理解できない」といった悩みを抱えがちです。ファシリテーターの方は、こうした悩みの相談に乗って下さり、研究を進める上での問題を減らす手助けをして下さいます。また、ファシリテーターとの研究相談は、研究報告と研究報告の間に設けられることが多いため、研究のペースを保つ上でのサポートにもなっています。


インフォーマル面でのサポート
 インフォーマル面でのサポートには、①研究室メンバーからのサポート、②研究関連バイトなどがあります。
①研究室メンバーからのサポート
 研究室には、様々なテーマに取り組む、多種多様なバックグラウンドを持ったメンバーがいます。そのため、普段の研究室生活の中で、レビューのうまい人にレビューの仕方を教えてもらうことや、知識が豊富な人に新しくて面白い研究分野を教えてもらうことなども多々有ります。また、特に修士のうちは、同じスケジュールで動くことが多いので、審査前に発表の練習をするなど、ピアサポートを行うことも多いです。
②研究関連バイト
 山内研にいると、先輩のお手伝いという形で研究関連のバイトを行うことがあります。具体的な業務の内容は、質問紙の入力作業や、ワークショップのリフレクションパートの担当などです。先ほども述べましたが、山内研には過去に研究経験のない入学者も多いです。そのため、このような周辺参加の機会、実際に研究の一部を体験できる機会は、自身の研究を進める上で非常に参考になります。実際に私も、このような機会を通じてランダムサンプリングのやり方や、ファシリテーションのコツなどを学んだ気がします。


以上、いかがでしたでしょうか。次の担当はD1の平野さんです。

【D2 池田めぐみ】

2018.02.08

【教えて!山内研究室】どんなスキルが身につくの?(D4 佐藤)

こんにちは。 いよいよ終盤【教えて!山内研究室】シリーズ。
今回は下記質問に、博士課程の佐藤が回答させて頂きます。

 

Q. どのようなスキルを身につけることができる研究室ですか?
A. 山内研には多様な「学び」が散りばめられています。

 

研究手法については定例のゼミや合宿、勉強会から学ぶことができます。
ですが、研究室ならではの学びの一例として、今回はプロジェクトへの参加について紹介したいと思います。

私が修士課程に入学する頃は、BEATという寄付講座が行われていました。
最初は、Webでのメルマガ配信関連の雑用をお手伝いすることから始まりましたが、そのうち、記事執筆、編集、企画まで携わることができました。また、いつも聴講者として楽しみにしていたセミナーは、レポート担当になり、そのうちセミナー企画に登壇させてもらうこともありました。
さらに研究では、小論文作成のためのソーシャルリーディングシステムSCSS(Structured Chat & Social Stamp)も開発の部分を担当させて頂きました。
まさに、正統的周辺参加ですね!

■BEAT(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/beat/

 

博士課程に進学した頃は、MEET(MEET:Microsoft chair of Educational Environment and Technology)が始まり、 eJournal Plusという読解力育成支援ソフトウェアの開発研究のお手伝いもさせて頂きました。
先輩研究者らが先行研究の知見や実践等の知識を総動員して、開発チームと連携を取りながらソフトウェアを作りあげていくプロセスは本当に刺激的でした。

■マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門「MEET eJournalPlus」
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/499

 

現在研究室周辺で行われているプロジェクトが下記にまとめられています。
とても盛り沢山で、全てを把握できていないのが残念ですが、研究室出身者が主要メンバーになっていたり、学生もお手伝い等様々な形式で携わっていることと思います。

■Ylab Project
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/index.html#projects

 

Q. スキルを生かしてどのような仕事に就く人が多いですか?
A. 企業やNPO法人、大学職員への就職にも役立つスキルが身につきます。

 

これらのプロジェクト参加は、浮世離れしがちな院生が、社会人としての常識(納期・責任・コスト意識・書類作成等々)を身につける貴重な機会になっていると思います。
また、産学連携をすすめていくコツのようなもの、どちらもWin-Winになる関係性であったり、成果を残す重要性であったり、トラブル対応等々を学ぶことができました。
これらのプロジェクトで出入りしていた先生方、企業の方々は、今でも各領域で活躍されている素晴らしい方々です。自身のスキルだけでなく、そこで得られた人脈はかけがえの無いものになっているかと思います。
企業への就職だけでなく、NPOを立ち上げたり、大学に就職したりと卒業生の進路は様々ですが、これらのスキルは働く基盤になっていることと確信しています。

そして・・・
個人的にはミサワホーム・ミサワホーム総合研究所とのプロジェクトが、自身の研究領域「幼児教育」を確固たるものにしてくれました。毎週保育園に通い、録画を分析し、園の先生方と勉強会を開いたりと、得難い貴重な体験でした。何よりも「まち遊びキット」の開発は楽しかったです。

■知性を育む保育環境デザインに関する研究
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/affiliate/misawa/index.html

 

以上、Ylab関連プロジェクト参加を通して身に付くスキルの紹介をさせて頂きました。

早いもので、2017年度の終わりがみえ、別れを寂しく感じる季節となりました。
ですが、アメーバーのようにくっついたり離れたり、プロジェクトが生まれていくことを想像すると、これまでご一緒したYlabの人も、これから巣立っていくYlabの人も、強い味方であると感じます。

皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

[D4 佐藤朝美]

2018.01.23

【教えて!山内研究室】合宿で何をするの(D1 杉山)

D1の杉山です.
山内研について紹介するシリーズ「教えて!山内研究室」,今回は「合宿」がテーマです.


Q.春と夏に合宿があるようですが、その合宿はどういったことをやるのですか?その目的は?

A.春と夏で合宿の趣旨が異なります!端的にいうと...

夏合宿:教育・学習に関する古典的な思想家について学ぶ + 学びのフィールドに出会う
春合宿:修士論文を完成させるための研究方法について学ぶ

ことが目的です.詳しく紹介しましょう.


夏合宿
 山内研には,もともと教育・学習に関するアカデミックなバックグラウンドのない人が多く所属しています.ふだんから自分の研究テーマに関わる先行研究は各自でレビューするとして,もっと根源的なところで教育・学習の研究分野を形づくってきた古典を読む機会はあまりありません.そこで,夏休み中にそうした古典的な思想家について調べ,夏合宿でその思想家の概念を自分の言葉で説明・発表するという学びの機会が設けられています.例年,学生は

  •  ・ジョン・デューイ:学習者中心の教育思想を提示した哲学者
  •  ・ジャン・ピアジェ:知識を構成する人間の能動性に着目した心理学者
  •  ・レフ・ヴィゴツキー:発達における他者との社会的関係性に着目した心理学者
の3人+αについての発表を行い,理解を確認するためのディスカッション課題も用意します.
 デューイ,ピアジェ,ヴィゴツキーの3人はいずれも学習環境デザインという営みの重要な先駆者です.直接自分の論文で「先行研究」としては引用しなくても,先行研究の系譜を辿っていけば必ずたどり着く存在です.
 
 夏合宿はこの「学者レビュー」に加えて,学びの現場のフィールドトリップも行います.これまで私が参加した夏合宿では,越後妻有(新潟県),雲南(島根県),軽井沢(長野県)を訪問しました.合宿の企画は基本的にM1が行うのですが,私がM1のときは2015年で,ちょうど越後妻有で開催されていた「大地の芸術祭」を取り上げ,そこでのアートフェス・ボランティアたちの学びをテーマにしました.ありがたいことにガイドスタッフの方に協力いただき,アート作品を巡るだけでなく,そこで活動されている住民の方や「こへび隊」の方々とお話する機会を得られました.芸術祭について事前に書籍でインプットする時間も設けたのですが,活動拠点でボランティアを統括し,入念なマニュアルをつくりあげているリーダーの方々の存在は,実際に訪ねてみないと分からないことでした.


春合宿
 夏合宿と打って変わって,3月に開かれる春合宿は,修士論文を書き上げたM2からこれから本格的に論文を書くM1に向けて,研究方法を伝授することを目的としています.「研究方法」には,統計や言語データの分析やシステム開発の技術に加え,いかにスケジュールをマネジメントしてくかなど,研究を進めていく様々なやり方が含まれています.教科書には書いていない豆知識って結構あったりしますよね.春合宿ではM2が自分が研究を進めてきた2年間を振り返りながら,修士論文を書くうえで重要だったことや役に立ったこと,失敗したことなどを後輩たちに伝えていきます.私が去年発表したときは,「自分の研究について日常のなかで人と話すこと」を強調しました.ゼミと関係なく仲間と日々研究の話できることが大学院の醍醐味だと思っていて,実際に会話を通して重要な先行研究に出会ったからです.


そして...懇親会
 夏合宿・春合宿ともに夜は懇親会が開かれます.これも大事な時間.一緒に飲み食いすることでコミュニティが生まれていくのは研究の世界も変わりません.研究の話も,研究とは全く関係ない話もいろいろします.山内先生から昔話を聞くのも面白いんですよね.この前の夏合宿では本を出したときのことをうかがいました.「人間」としての研究者の世界に最も近づけるのは懇親会の場だと思っています.


山内研の合宿は毎年M1が企画し,手配などもすべてこなします(いつも本当にありがとう!).合宿を開くのは大変ですが,山内研の合宿はその分たくさんの学びが得られる場だと思います.

D1 杉山昂平

2018.01.22

【教えて!山内研究室】山内研に入るには(M2 Zhou)

Konnichiwa! This is M2 Zhou. Following the theme of「教えて!山内研究室」, this time I am happy to share my experience as a foreign student here in Ylab. Hope it can be of any help to you. Okay, let's go!

Q: How can I study at the University of Tokyo and Ylab as a foreign student?
A: As Lin-san mentioned, there are both Japanese and English courses at the University of Tokyo. I am in ITASIA program (アジア情報社会コース), which is an English-taught program beginning in September. For the admission and curriculum, every detail is posted on the official website here. Please pay attention to the application deadline (around December or January each year) and prepare the materials early if you want to apply for it.

By the way, for us foreign students, unfamiliarity to the application process to Japanese universities and information access may be a problem. So if you have any worries, here I do recommend an online course, Studying at Japanese Universities, where former applicants and current students at UTokyo shared their thoughts and can be a good reference for you.

In my case, I spent one year to finish the required credits (30 credits, thesis included), selecting courses both in and outside our department. Also, I tried some Japanese courses, which were informative and interesting enough to challenge myself. From this semester, I can focus on my own research. And till last month, the interview part was almost finished with everyone's kind help.

To write it here last for this question, whether to enroll in Japanese or English program lies in your target and planning. For example, you get to consider your language ability, duration of the program, and curriculum etc.

Q: What if I have no background in education? And how will the research life be as a master student in Ylab?
A: It will definitely not be a big problem because people here do different research and are actually from varied backgrounds. As long as you have passion and thoughts for your future research, your background will add diversity to Ylab.

For myself, I majored in Literature in undergraduate years, partly related to education. But I got interested in MOOCs years ago, a new field that I didn't have much knowledge at that time. I tried to do the research plan myself and was lucky enough to be here. One of the greatest merits I found in Ylab is that everyone will have a research facilitator, whether it be your senpai or sensei from Ylab. IT REALLY HELPS. And as Harada-san said, each week's semi is a long and informative afternoon. I do my research in English and do appreciate all the advice for my research after every presentation.

Q: Any other learning opportunities and features about Ylab?
A: The learning opportunities and environment are really attracting. Last year, I participated in Spring and Summer camp of our laboratory. It was my first time to experience Japanese gasshuku, both of which were intensive learning trip. And in September, the conference of JSET in Shimane University inspired me with the latest works in the educational field.

Personally, to give one word for Ylab, it would be "connection". Connections among Yamauchi-sensei and students, seniors and juniors, inside and outside Ylab, Japanese students and foreign students, research and application. And right now, the blog here and you.

Will these words be of any help to you? And let's look forward to the next blog post!

期待我们在山内研的遇见 :)

【ZHOU Qiaochu】

2018.01.01

【教えて!山内研究室】山内研に入るには(M1 中野)

皆さま、明けましておめでとうございます!!M1の中野生子です。
2017年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?2018年の抱負は決めましたか?

今回も引き続き「教えて!山内研究室」というテーマでお送りします。
大学院入学を検討されている社会人の皆さまに向けて、社会人学生の中野が疑問にお答えしたいと思います!
 
Q: 社会人が入ってもやっていけるような状況ですか?
A: 仕事と掛け持ちで学生生活を考えていらっしゃる方は、授業が日中にありますので、かなり柔軟な職場の理解が必要です!

 社会人を経て大学での研究を検討されている方は、比較的明確な目的意識を持っていらっしゃる方が多いように感じています。授業をはじめ大学で提供される機会を十分活用し、学びを得るためにも、職場の理解を十分に得ておくことをオススメします。
 その上で、仕事と研究を両立させるために有効な方法を2つご紹介したいと思います。1つ目はオンラインで授業を履修できるCanvas iiionlineの利用です。学際情報学府にはオンラインで履修できる授業が3つ(学際情報学概論Ⅰ・学際情報学概論Ⅱ・研究倫理)あります。2017年度の概論Ⅱはグループワークがありましたが、メンバーの理解を得て、Skypeで参加させてもらったり、打合せは仕事後の時間帯に設定させてもらったりしました。
 2つ目は集中講義の履修です。私は有難いことに職場の理解があり、自分の関心にあわせてかなり自由に日中の授業を受けていましたが、それが出来ない方は集中講義を履修すると良いと思います。3〜4日間終日で集中講義を受けることで、週1半期の授業をとるのと同じ単位数を取得することができます。通常授業と比較すると講義数が少ないため、テーマの選択肢が狭まるというデメリットはありますが、一方で他大学の教授方の集中講義が企画される場合もあり、私も2つの集中講義を履修しました。


Q: ストレートで大学院に入るのと、社会人を経験してから大学院に入るという選択を考えるときのメリットとデメリットをそれぞれ教えてください。
A: メリットは「社会人経験と研究の接続」、デメリットは「両立の難しさ」。

 ストレートで大学院に入っていないので笑、この部分は他の学生に譲り、社会人を経験してから大学院で研究するメリット・デメリットについて、私の意見をご紹介したいと思います。 
 メリットは、社会人経験の中で生まれた疑問などがそのまま研究テーマになっている方が多いため、比較的スムーズに研究テーマが絞られていくように思います。一方で、特に修士の場合は2年間で出来る研究内容に制限が生じるため、関心のある大きなテーマをどのように細分化してどの部分をこの2年で研究するのかの絞り込みの方に苦労するケースが多いのかなという印象を受けます。また、現場を持っているケース(私の場合はインターナショナルスクール勤務)が多かったり、すでに関心分野とネットワークがあるケースが多いため、実験や調査の対象探しがスムーズに進むのはメリットだと思います。さらに、基礎的なことですが、仕事で鍛えられてきたスキルを使って、スケジュール管理やTo Do管理をスムーズに進められているのも社会人学生の特徴に思います。
 社会人学生のデメリットというよりは、仕事と掛け持ちする場合のデメリットになってしまいますが、やはり「両立の難しさ」でしょうか。私は仕事でファンドレイズ(資金集め)やイベント企画、プロジェクトマネジメント等を担っていますが、仕事で使う頭と研究で使う頭は全く違います。まとまった時間を研究に費やせず、毎日仕事と研究の両方を進めなければいけない中でこの切り替えがなかなかうまくいかず、今も苦労しています笑。
 
以上、いかがでしたでしょうか。
山内研には他にも社会人学生がいますので、彼らのQAもぜひ参考にしてみてください!
それでは、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
【M1 中野生子】

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